初心者向けのギターの始め方!準備や練習方法以外に弦の選び方も解説

初心者向けのギターの始め方

新しい趣味を始める場合はある程度の準備や意欲が必要ですから、簡単に諦めたくないことでしょう。ギターは何歳からでもスタートできますし、難しい練習でも覚える意欲があれば続けられます。本記事ではせっかく始めたギターを諦めないように、適した年齢や練習方法などを解説しています。

ギターを始めるのに適した年齢は?

ギターは基本的に何歳からでも始められます。ここでは、ギターを始める際に適している年齢について説明します。

若いに越したことはない

一般的には、年齢が上がるにつれ楽器を始める人は少なくなります。総務省統計局が調査した情報を見てみましょう。10歳から14歳が年間100日以上と最も多いのに対して、35歳から39歳では年間40日程度です。

高齢になるとただ新しいことを覚えるのが難しくなるだけではなく、短期間での記憶力も低下する傾向にあります。また、若いときと比べて集中力も低下するので、新しく何かを始めるのが億劫に感じるのです。

何歳からでも始められる

若い頃と比べて記憶力や集中力などの衰えはあるものの、ギターを始めること自体は何歳からでも可能です。大人になってから「ギターを始めよう」と考える人は、ある程度の意欲を持っているのではないでしょうか。

実績や経験が少ないため、大人になってから始めたギターでプロを目指すのは難しいでしょう。しかし、自分の好きな曲を演奏したい場合や誰かと一緒にセッションを楽しみたいというのであれば、楽しみながら技術を習得できるでしょう。定年後の新しい楽しみとしてギターをマイペースに習得していくのも、楽しいものです。

初心者がギターを始める前の準備

基本的に楽器は、始める前の準備や道具に関する知識が必要です。ここでギターに必要な道具をチェックして、あらかじめ揃えましょう。

ギターを始めるには何が必要か

本項では、ギターの開始時に必要な道具とそれぞれの特徴を説明します。

1.ギター
2.弦
3.ピック
4.チューナー

アコースティックギターの場合は3弦がすぐに切れてしまうと言われているので、弦の用意もしましょう。3弦がすぐに切れてしまうのは、芯線が細かったり弦にかかるテンションが強かったりするのが理由だと考えられています。テンションとは、張りの強さや張力のことです。

ピックがなくてもギターは弾けますが、音質がシャープな印象になりリズム表現が容易になります。指で弾く場合は柔らかい音が出せるので、ピックと指どちらを使って弾くのかは、演奏者の好みになるでしょう。なお、エレキギターは基本的にはピックを使って演奏します。

チューナーは、弦の音程を合わせるための道具です。ギターの弦は環境の変化に弱いので、しっかりとチューニングする必要があります。チューナーの種類は豊富です。

・クリップ型
・カード型
・ペダル型
・ラック型

エレキギターを演奏するなら、大きな音が出せるアンプもおすすめです。アンプがあれば音が細やかに聞こえるので、技術が上達しやすくなります。

初心者向けのギター練習方法

始めて間もないうちは、どうしてもギターの練習に難しさを感じたり指が痛くなったりします。しかし、対策すれば練習がスムーズになるでしょう。つまずいたら自分に合ったフォームを見直して、指が痛くなったら弦の太さを見直すのです。本項では、詳細を説明します。

はじめにコードを覚えること

ギターの初心者は、右手でいくつかの弦を鳴らす「ストローク」の練習をしながら、コードを覚えてください。コード表を図形や絵だと捉えれば、コードを覚えやすくなる可能性があります。

はじめから完璧を求めすぎずに、曲に合わせて演奏するのがいいでしょう。演奏が上達するコツは、綺麗に音が出せないコードがあったとしても、曲のリズムに合わせて弾き進めることです。好きな曲で練習すると、曲の流れやリズムが分かっているので、上達に繋がります。

つまずいてしまったらどうする?

ギターの初心者は、難しいコードが綺麗に出ないため立ち止まってしまう人が多いでしょう。コードは、自分に合った押さえ方をするのがポイントになります。綺麗な音が鳴って指を移動させやすいのならそのフォームで間違いありません。ところが、左手に負担がかかっているのなら間違えている可能性が高いでしょう。

左手の添え方はコードによって違うため、状況に応じて使い分けが必要になります。自分に合った手の添え方が分からない場合は、音楽教室で講師に確認してもらうのがいいでしょう。

指が痛くなるときの対策はある?

残念ながら指をまったく痛めずに練習するのは難しいものですが、指が痛くなりにくい弦の選び方はあります。それは力が弱くても抑えられるように、細い弦を選ぶことです。弦の太さを「ゲージタイプ」といいますが、大きく分けて5種類あります。

1.エクストラライトゲージ
2.カスタムライトゲージ
3.ライトゲージ
4.ミディアムゲージ
5.ヘヴィゲージ

1番に近づくほど細く押さえやすい弦で、5番に近づくほど太く押さえにくい弦になります。ただ弦が細いと演奏する音色も細くなるので、少しずつ太い弦に変えるのがいいでしょう。

まとめ

新しくものを覚えるには若い方がいいとはいうものの、意欲さえあれば何歳からでも始められます。ギターの初心者はつまずくポイントがありますが、ご自身に合った対策をすれば上達するはずです。

もし、どうしても1人でギターの練習をするのが難しくなれば、さいたま市にある「グランパギター教室」へお越しください。現役演奏中のギタリストが直接指導いたしますので、1人で悩む必要はありません。何歳からでも始められるギターの楽しさを、存分にお伝えさせていただきます。